40代女性にインフルエンサーマーケティングで好印象を与える方法

女性をターゲットとしたインフルエンサーマーケティングでは、ターゲット層へ与える影響力のほか、どの年齢層にどのような印象を与えるかということまで、しっかりと把握しておきたいものです。
今回は、インフルエンサーからの影響を色濃く受けるとされる20代から40代女性の攻略方法を確認するとともに、女性ターゲットの中でも戦略作りがむずかしいとされる40代の女性へのアプローチにフォーカスしていきたいと思います。
目次
年齢別に見るSNSユーザーのインフルエンサーへの印象とは
日本国内でも、最近はインフルエンサーマーケティングが根付きつつあります。
ただ、インフルエンサーマーケティングを取り入れるのではなく、性別・年齢・SNSプラットフォーム・PRする商品やサービス別に、インフルエンサーエンサーマーケティングの戦略をしっかりと練っていくことが求められています。
まずは、女性がインフルエンサーから受ける印象がどのように変わっていくのかなどを年齢別に見ていきましょう。
20代・30代・40代で受け取り方はどう違う?
インフルエンサーは、人々の消費傾向や価値観の変化などに影響を与える存在です。
とくに、女性をターゲットとした商品やサービスにおいては、インフルエンサーが与える影響力やインフルエンサーマーケティングの役割が年々大きくなっていると言われています。
しかし、男性と比べて就職・結婚・出産・社会復帰などのライフステージの変化がライフスタイルや価値観に大きな変化を与えることが多い女性の場合は、よりターゲット層の年齢を意識したマーケティングが求められ、綿密な戦略作りが成功への秘訣となります。
例えば、20代の女性の場合は、インフルエンサーが持つ外見的な魅力やインフルエンサーへの直感的な憧れの感情を煽ることが、インフルエンサーマーケティングでの重要な項目のひとつ。
対して、30代・40代の女性に関しては、インフルエンサーに求める条件にも徐々に変化が生まれてきます。
2021年におこなわれたインフルエンサー好感度調査の結果では、30代・40代の女性は、インフルエンサーへの親近感や周囲の人々の反応といった包括的なものが、好感度に影響することがわかっています。
40代の女性におけるインフルエンサーのインパクト
インフルエンサーが、人々の購買意欲に与えるインパクトが大きいのは、やはり、SNS世代とも言われる20代です。
しかし、30代・40代の女性についても、多くのSNS愛用者がタイアップ投稿に興味を示したりタイアップ投稿をきっかけにブランドやメーカーを意識し始めたりと、かなりのインパクトを与えていることが知られています。
40代の女性に好印象を与えるには?
すでに家族のいる率が高い40代の女性においては、「モノやサービスの消費」への考え方が独身者の多い20代女性とは異なる点も覚えておきたい点です。
興味・関心から実際の消費につなげるためには、「好印象を持続させること」がインフルエンサーマーケティングでのキーワードとなってきます。
インフルエンサーマーケティングでの「好印象」づくりのポイント
40代の女性にプラスのインパクトを与えるためには、インフルエンサーマーケティングを活用して、いかに「好印象」を与え続けるかがキーワードになります。
しかし、自分の欲しいもの・自分に似合うもの・自分が必要なものなどを若い世代よりもはっきりと見分けることを得意としている40代女性の場合は、インフルエンサーから得る上辺の好印象だけではなく、内面からにじみ出る印象のよさを意識したインフルエンサーマーケティングが有効となります。
ある程度のタレント性やカリスマ性を持ちながらも、「人として・母として・女性としての魅力」を兼ね備えたインフルエンサーを起用することが、成功への一歩となるはずです。
40代の女性におけるキーワードは明確な「タイアップ」記載
令和時代に生きる多くの40代女性は、スキンケア・ボディメンテナンス・ファッションなどの個人消費が盛んになる分野において、自分の個性や価値観を大切にしたいとポジティブに考える年齢です。
インフルエンサーに影響を受けて商品やサービスの消費をおこなう場合も、興味を持つことから始まり、自分なりの情報収集を重ね、自分が納得のいくかたちで消費をするというかたちが前提になります。
だからこそ、インフルエンサーマーケティングでは、ただ商品をPRする手法ではなく、メリット・デメリット・価格面のバランスが取れた「リアルさ」、きちんと企業とのタイアップ商品だと明示する「クリーンさ」、自分と重ね合わせられる部分や近いと感じる部分となる「共感性のかけら」などを組み合わせることで、より効果的なマーケティングを行いことができます。
とくに、40代女性に対しては、商品とのタイアップやPR投稿であることを明確にすることが、好感度の獲得につながります。例えば、個人的な投稿よりも商品のPRが頻繁におこなわれているアカウント、商品やサービスのよいレビューだけを投稿しているアカウントなどは、共感を得にくいNG例の代表的なものです。
一方で、商品のPRであることを明記しつつ商品についての赤裸々な感想や一歩下がった冷静なレビューを投稿しているアカウントは、ファンの多い成功例となっています。
インフルエンサーマーケティングを成功させるために
40代の女性をターゲットとしたインフルエンサーマーケティングを成功させるには、次の2つのポイントをおさえることが重要です。
好感度の高いインフルエンサーの力を最大限に生かすためにも、しっかりと確認していきましょう。
成功の秘訣はインフルエンサーの個性を生かすこと
インフルエンサーをきっかけとして、世の中の女性が消費した経験のある商品やサービスのジャンルは、比率の多い順に、食品・スキンケアやメイク関連品・ファッション・ヘアケア関連品とさまざまです。
しかし、インフルエンサーマーケティングを成功させている企業や商品の共通点となっているのは、インフルエンサーの個性と自社商品のイメージの適合性や相性のよさを見極めているという点です。
インフルエンサーが得意とする分野や日々のライフスタイルに加え、インフルエンサーが持つ写真や言語表現のセンスといった個性をいかに生かすかが、インフルエンサーマーケティングの成功を左右します。
インフルエンサーやSNSプラットフォームの選定方法とは
40代の女性をメインのターゲットとしてインフルエンサーを選定する時は、「なぜこのインフルエンサーがPRしているのか」をまずはチェックしましょう。
美人だから人気だからと漠然とした理由よりも、「生き様がかっこいい」「揺るがない自分を持っている」などの具体的な魅力を持つ人物が好まれます。
また、40代の女性の心を掴むには、ファッションやメイクなど特定の専門性を重視しすぎるのではなく、そのインフルエンサーの日常を垣間見ることができるような「一般的な女性っぽさ」「普通っぽさ」を上手に利用するのも効果的な手法です。
さらに、若い世代に比べるとインフルエンサーの内面やSNSの発信の仕方などを重視する傾向にある40代の女性には、写真や動画による視覚情報と、リアルな商品の感想などを混じえた言語情報の相乗効果を狙うのがおすすめです。
Twitterなどのテキスト優先のSNSよりは、その2つをバランスよく組み合わせられるInstagramなどのSNSが、インフルエンサーマーケティングを成功させやすいと言えるでしょう。
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40代の女性に影響力があるインフルエンサーをご紹介
リアルさ・クリーンさ・共感性などがキーワードとなるのが、40代の女性を視野に入れたインフルエンサーマーケティングです。
実際に多くのSNSプラットフォームで人気となっているのは、あくまでも自然体のまま自分であることを楽しんでいる「大人女子」という言葉が似合う女性たちです。
さっそく、40代の女性から支持を得ている3人のインフルエンサーを、ジャンル別に見ていきましょう。
miho.a.nicoさん
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ファッション系のインフルエンサー、miho.a.nicoさん。
その時々のトレンドを上手に取り入れながらも、3人のお子さんを持つ等身大のデイリーファッションを提案しています。
Instagram・ファッションコーディネートアプリ「WEAR(ウェア)」の活動など、活動内容やPR商品をオープンにしているところも人気の理由かもしれません。
働くママ世代のフォロワーを多く獲得しています。
Haruna Kokubunさん
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読者モデルやビューティーアドバイザーとしての顔も持つ國分晴奈さんは、ヘルス・ビューティー系のインフルエンサーです。
「今」という時間を大切に過ごす40代の女性の魅力が感じられ、美容系の商品PR投稿も多くありますが、ボディメンテナンスのためのトレーニング風景やお友達とのデイリーフォトなどのデイリーな投稿が充実しています。
Naoko Okusaさん
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凛とした雰囲気と飾らない姿が素敵な大草直子さんは、ライフスタイル・ファッション系のインフルエンサーです。
Instagramでは3児の母としての顔も垣間見えますが、Webマガジン「mi-mollet(ミモレ)」のコンセプトディレクターや執筆家として勢力的に活動する毎日を発信しています。
自分らしく年齢を重ねることを体現しているかのような彼女のInstagramアカウントのフォロワー数は、トップインフルエンサーに該当する30万人の基準を超すほどです。
まとめ
現在、世の中の女性の7割以上が、過去にインフルエンサーに影響を受けて商品やサービスを購入したことがあると言われています。
40代の女性をターゲットとする時は、自分をよりよく見せる演出に長けているインフルエンサーよりも、「自分らしく生きることに価値を見出しているインフルエンサー」を起用することが成功につながるはずです。
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