【2026年最新】TikTokインフルエンサーの費用相場・依頼方法を解説
※本記事は2026年08月時点の情報に基づいています。
TikTokインフルエンサーへの依頼費用はフォロワー1人あたり1.5〜3円が相場で、フォロワー1万人規模のマイクロインフルエンサーなら3万円程度から依頼できます。若年層への強い拡散力が魅力ですが、2023年10月以降はステマ規制への対応が必須です。
この記事の要点
- TikTokインフルエンサーの費用相場はフォロワー単価で1人あたり1.5〜3円、フォロワー1万〜5万人なら3万〜15万円が目安
- 依頼方法は「TikTok Creator Marketplace(公式)」「キャスティング代理店・事務所」「直接依頼」の3つに大別できる
- TikTokの利用率は全世代で33.2%、10代65.7%・20代58.7%と若年層に特に強いが、利用は全世代へ広がっている
- 2023年10月1日以降、ステルスマーケティングは景品表示法違反となり、広告主には「PR」表記など広告である旨の明示が義務化された
- Spark Adsを使えば、インフルエンサーの自然な投稿を日予算2,000円から広告として再配信できる
WEB広告の出稿先を比較検討している企業のなかで、いま注目度が高まっているのがTikTokを使ったインフルエンサーマーケティングです。
本記事では、PR担当者が実際に予算を組み、依頼先を選び、施策を回すために必要な情報を、費用相場・依頼方法・法規制・最新トレンドまで一気通貫で解説します。
TikTokインフルエンサーマーケティングとは?特徴と他SNSとの違い

TikTokインフルエンサーマーケティングとは、ショート動画SNS「TikTok」で影響力を持つインフルエンサー(TikToker)を起用し、自社商品やサービスをPRする手法です。短尺動画ならではの高い拡散力と、AIによるおすすめ配信により、フォロワー以外の潜在層にもリーチできる点が最大の特徴です。
そもそもインフルエンサーマーケティングとは、SNSなどで影響力を持つ人物を起用して商品・サービスをPRする手法のことを指します。なかでもTikTokは、フィルターや音楽、エフェクトといった編集ツールが標準搭載されており、専門的な技術がなくても一定品質の動画を制作できる手軽さが、企業・クリエイター双方にとっての利点となっています。
TikTokがマーケティングで選ばれる3つの特徴
TikTokがインフルエンサーマーケティングの舞台として選ばれる理由は、主に次の3点に集約されます。
- AIレコメンドによる拡散力:ユーザーの興味関心に合わせて動画が自動表示される「おすすめフィード」が中心のため、フォロワーが少ないアカウントの投稿でもバズれば一気に拡散される
- 短尺ゆえの視聴ハードルの低さ:1本が数十秒〜数分で完結するため、ユーザーがスキマ時間に気軽に視聴でき、企業側も低リソースで制作できる
- 能動的な視聴姿勢:ユーザーが新しい情報や流行を求めて閲覧する傾向が強く、商品紹介コンテンツも受け入れられやすい
他SNS(YouTube・Instagram)との違い
動画を扱うSNSとしてはYouTubeやInstagramも挙げられますが、TikTokは「短尺×拡散力」という点で性格が異なります。以下の表で主要SNSの特徴を比較します。
| 項目 | TikTok | YouTube | |
|---|---|---|---|
| 主な動画尺 | 数十秒〜最大10分 | 数分〜長尺中心 | リール(短尺)〜長尺 |
| 拡散の主軸 | おすすめ(AIレコメンド) | 検索・関連動画 | フォロワー・発見タブ |
| フォロワー外へのリーチ | 非常に強い | 中程度 | 中程度 |
| 制作ハードル | 低い | 高い(作り込み必須) | 中程度 |
| 中心ユーザー層 | 10〜30代 | 全世代 | 20〜40代 |
YouTubeは作り込みと動画尺が再生数に直結するため制作負荷が高く、Instagramはフォロワーを起点とした拡散が中心です。一方TikTokは、フォロワー数に依存せず動画の内容次第で拡散が伸びるため、新規顧客の獲得や認知拡大に向いています。
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TikTokインフルエンサー活用のメリット・デメリット
TikTokインフルエンサー活用の最大のメリットは「低コストで作った動画でも大きな拡散が狙える」点、最大のデメリットは「短尺で魅力を伝える企画力が問われる」点です。
メリット
- 短尺・低リソースで制作でき、スキマ時間に多くのユーザーへ届く
- バズれば自社のファン以外へも一気に拡散され、認知獲得の費用対効果が高い
- マイクロインフルエンサーなら少額から始められ、テストマーケティングに向く
デメリット・注意点
- 限られた尺で魅力を伝える企画力・編集の工夫が必要
- メインユーザーが若年層のため、ターゲットが40代以上中心の商材では効果が出にくい
- インフルエンサー選定やステマ規制対応など、一定のノウハウが求められる
TikTokの利用者は10代だけ?最新の利用率・年齢層データ
TikTokの利用者は10代だけではありません。10代・20代の利用率が突出して高いのは事実ですが、利用は幅広い年齢層へ広がっています。
総務省の調査によると、年代別では10代が65.7%、20代が58.7%と、若年層で特に高い水準です(出典:令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書)。30代・40代でも約40%の方が利用しています。
全世代でみても、3人に1人が利用する規模まで普及している点は、PR媒体を検討するうえで見逃せません。
また、市場全体の追い風も見逃せません。日本のソーシャルメディア利用者数は、2023年の1億580万人から、2028年には1億1,360万人へ増加すると予測されています(出典:令和6年版 情報通信白書)。SNS全体の利用者が伸び続けるなかで、TikTokは若年層を中心に存在感を強めています。
TikTokの特性から、コスメ・ファッション・美容・アプリ・飲食など、10〜30代がメインターゲットとなる商材は相性が良いといえます。逆に、シニア層が主要顧客の商材では、インフルエンサーの知名度に頼っても成果が出にくいため、媒体選定の段階で見極めが必要です。
TikTokインフルエンサーの費用相場は?フォロワー単価・再生単価で解説

TikTokインフルエンサーへの依頼費用は、フォロワー単価方式でフォロワー1人あたり1.5〜3円が相場です。フォロワー1万〜5万人なら3万〜15万円、10万〜50万人なら30万〜120万円が目安となります。
費用の算出方法には大きく「フォロワー単価方式」と「再生単価(CPV)方式」の2つがあります。それぞれの考え方と相場を理解しておくと、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
フォロワー単価方式の相場
フォロワー単価方式とは、報酬を「フォロワー数 × 一定の単価」で計算する方式です。TikTokではフォロワー1人あたり1.5〜3円が目安となります。フォロワー数の規模ごとの依頼費用は以下の通りです。
以下の表で、フォロワー規模別の費用目安を比較します。
| フォロワー数 | 区分 | 依頼費用の目安 |
|---|---|---|
| 1万〜5万人 | マイクロインフルエンサー | 3万〜15万円 |
| 10万〜50万人 | ミドル〜ミドルマクロ | 30万〜120万円 |
フォロワー数が少ないマイクロインフルエンサーは費用を抑えやすく、特定ジャンルの濃いファンを抱えているケースが多いため、ニッチな商材のテスト施策に向いています。
再生単価(CPV)方式の相場
再生単価(CPV)方式とは、想定または実際の再生回数に応じて報酬を決める方式です(CPV:Cost Per View)。TikTokでは1再生あたり3〜20円が費用の目安となります。拡散力に応じて費用が変動するため、再生数というわかりやすい成果指標で投資を管理したい場合に適しています。
費用が上振れする条件
単発のフィード投稿に対し、ライブ配信や複数本のパッケージ契約では、単発投稿の1.5〜2倍の費用になるケースが多い点に注意が必要です。撮影拘束や二次利用(広告転用)の権利、競合排他条件などが加わると、さらに費用が上がります。見積もり段階で「投稿本数」「ライブの有無」「二次利用の範囲」を必ず確認しましょう。
費用対効果を高める指標と交渉のコツは?
費用対効果を高める最大のポイントは、フォロワー数の大小ではなく「エンゲージメント率」と「1エンゲージメント・1再生あたりのコスト」で候補者を比較することです。指標を揃えて評価すれば、高額なメガインフルエンサーより、安価で反応の濃いマイクロインフルエンサーのほうが効率的なケースも見えてきます。
見るべき3つの指標
エンゲージメント率とは、投稿を見たユーザーのうち、いいね・コメント・シェアなどの反応を示した人の割合です。フォロワー数だけでは「実際にどれだけ反応されているか」はわかりません。次の3指標を揃えて候補者を横並びで比較しましょう。
- エンゲージメント率:ファンとの関係性の濃さを示す。一般にマイクロインフルエンサーのほうが高い傾向
- CPV(再生単価):「費用 ÷ 想定再生数」。リーチ効率を測る基本指標
- CPE(エンゲージメント単価):「費用 ÷ 想定エンゲージメント数」。反応1件あたりのコストで、認知より反応を重視する施策で有効
交渉で押さえるべきポイント
費用対効果を最大化するには、契約条件の交渉が欠かせません。実務で効果が大きいのは次の4点です。
- パッケージ契約で単価を下げる:単発より複数本まとめての依頼のほうが1本あたりの単価を抑えやすい
- 二次利用の権利を事前に取得:後述のSpark Adsでの広告転用を前提に、契約時点で許諾を取っておく
- 成果指標(KPI)を明確化:再生数・遷移数・購入数など、何を成果とするかを依頼前に合意する
- 計測導線を設計:専用クーポンコードや計測用リンクを用意し、投稿の貢献を数値で可視化する
ジャンル別|人気TikTokインフルエンサー8選

TikTokで活躍する人気インフルエンサーをジャンル別に紹介します。自社商材と親和性の高いジャンルから選ぶことが、起用成功の第一歩です。ここでは、どのような商材と相性が良いかという視点もあわせて解説します。
【ファッション】かなこ(@KANAKO_MODO)
女性ユーザーから高い支持を集めるファッション系インフルエンサーです。自身のファッションブランド「La mémoires」を立ち上げ、ゆるふわコーデや着回しコーデなど実用的な情報を発信しています。世界観に統一感があり、アパレル・アクセサリー・シューズブランドのPRと好相性です。
【美容・コスメ】ゆめおさ(@YUMEOSA)
元脱毛サロンスタッフの経歴を活かし、美容アドバイザーとして専門的な情報をわかりやすく発信しています。スキンケア・美容家電・サロン系サービスなど、専門性と信頼性が求められる商材に向いています。
【美容・コスメ】ハウスダスト(@TAMUKUN_36)
「コンプレックスは武器になる」をコンセプトに、メイクやスキンケアの動画を投稿しています。すっぴんも見せるリアルな表現とテンポの良い編集が魅力で、メイクアップ・コンプレックスケア商材の訴求に効果的です。
【美容・コスメ】木村星南(せな)(@KIMURA.SENA)
GROVE株式会社に所属し、コスメ・ファッション系の動画を投稿する、男女ともにファンを持つインフルエンサーです。TikTokで流行のBGMを活かした訴求力の高い動画制作が強みで、話題性を重視するコスメ・トレンド商材に適しています。
【エンタメ・あるある】NICO【平成フラミンゴ】(@___NICOICHI___)
ユニット「平成フラミンゴ」としてYouTubeでも活躍し、日常のあるあるネタを面白く発信しています。コラボ動画が多く双方のファンを楽しませる作りが得意で、幅広い層への認知拡大やエンタメ性の高いキャンペーンに向いています。
【ライフスタイル・育児】KIKI(@OO.31.OO)
主婦・ママ層から支持を集めるママインフルエンサーです。便利な日用品や生活の工夫を紹介しており、日用品・食品・育児グッズ・家事関連サービスのPRと相性が良いといえます。
【カップル・日常】華金カップル(@HANAKIN_KP)
カップルで活動し、2人の日常をほぼ毎日投稿しているインフルエンサーです。同世代やカップル層から人気で、デート・旅行・ペア商品・体験型サービスの訴求に活用しやすいでしょう。
【写真・カメラ】あああつし(@AAA_TSUSHI_)
スマホでの写真・動画の撮り方をテーマに発信するインフルエンサーです。工夫しながら撮影する過程と作例を見せる構成が特徴で、スマホ・カメラ・撮影アプリ・ガジェットのレビューに適しています。
タイアップ事例|かなこ × Vivian
かなこさんは、株式会社東照のレディースシューズブランド「Vivian」のPR動画を投稿しています。
同ブランドのアイテムを使った1週間コーデを動画にまとめ、各コーディネートを10秒ごとにテンポよく紹介する構成で、視聴者を惹きつける内容に仕上げています。普段からファッション情報を発信するインフルエンサーの世界観と商品が自然に溶け込んでいる点が、成功要因といえます。
インフルエンサーが普段発信しているジャンルと商材を一致させ、文脈に沿った見せ方をすることが、タイアップで成果を出す共通の鍵です。
TikTokインフルエンサーへの依頼方法は?直接依頼・代理店・事務所を比較
TikTokインフルエンサーへの依頼方法は、「TikTok Creator Marketplaceなどでの直接依頼」「キャスティング代理店への依頼」「TikTok事務所への依頼」の3つに大別できます。社内のリソースとノウハウの有無で最適な方法が変わります。
以下の表で、3つの依頼方法を比較します。
| 依頼方法 | 費用感 | メリット | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| 直接依頼(TTCM等) | 低(マージン少) | 仲介費を抑えられる・公式データで選定可能 | 選定・交渉のリソースがある企業 |
| キャスティング代理店 | 中〜高 | 選定〜効果検証まで一括代行 | ノウハウが不足している企業 |
| TikTok事務所 | 中 | 所属クリエイターへ直接・スムーズに依頼 | 特定ジャンルで起用したい企業 |
直接依頼は仲介マージンを抑えられる一方、選定・交渉・効果測定をすべて自社で行う必要があります。
代理店は、費用は上がりますが、ターゲットに合うインフルエンサーの選定から効果検証までを任せられるため、初めての企業でも失敗しにくいのが利点です。
事務所は所属クリエイターへスムーズに依頼できる反面、所属外のインフルエンサー起用には不向きな場合があります。
なお、インフルエンサーマーケティングの進め方全体を基礎から押さえたい場合は、別記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
TikTok公式ツールの活用手順|Creator MarketplaceとSpark Ads

TikTok公式の「TikTok Creator Marketplace」と「Spark Ads」を活用すると、精度の高いインフルエンサー選定と、投稿の広告転用による費用対効果の最大化が可能になります。多くの解説記事で触れられていない、差がつく実務ポイントです。
TikTok Creator Marketplace(TTCM)の使い方とメリット
TikTok Creator Marketplace(TTCM)は、広告主とクリエイターが直接マッチングできるTikTok公式のプラットフォームです(出典:TikTok Creator Marketplace)。クリエイターの平均再生回数やエンゲージメント率といった公式データを確認しながら選定できる点が最大の強みです。
活用の基本ステップは次の通りです。
- TikTok Creator Marketplaceにビジネスアカウントで登録する
- ジャンル・フォロワー数・地域などの条件でクリエイターを検索する
- 平均再生回数やエンゲージメント率などの公式データで候補を比較する
- 候補クリエイターへ直接オファーを送り、条件を交渉する
公式データに基づくため、フォロワーの質を見極めやすく、仲介を挟まないぶんコスト削減も期待できます。一方で、選定や交渉、進行管理を自社で行うリソースは必要になります。
Spark Adsでオーガニック投稿を広告化する手順
Spark Adsとは、既存のオーガニック投稿(通常の投稿)を広告として配信できるTikTok公式のネイティブ広告フォーマットです(出典:Spark Adsの作成)。インフルエンサーの自然な投稿をそのまま広告として再配信できるため、いかにも広告然とした見た目にならず、フィードになじみやすいのが特徴です。
Spark Adsには、ターゲティングやCTA(行動喚起)ボタンの設置が可能で、最低出稿金額もキャンペーン単位で日予算5,000円、広告グループ単位で日予算2,000円から設定できます。少額からテスト配信できるため、反応の良かった投稿だけを広告として伸ばす運用に向いています。
ただし、Spark Adsを利用するには、クリエイターから事前に広告利用の許可(投稿の認証コード発行)を得る必要があります。前述の通り、依頼の契約段階で二次利用の許諾を取り付けておくと、後からスムーズに広告化できます。
なお、TikTokビジネスアカウントは完全無料で開設・運用でき、分析機能も無料で利用可能です。まずはビジネスアカウントを開設し、投稿のパフォーマンスを把握するところから始めると、施策設計がしやすくなります。
おすすめのキャスティング代理店・TikTok事務所
自社にノウハウやリソースが不足している場合は、キャスティング代理店やTikTok事務所への依頼が効率的です。代理店は選定から効果検証まで代行し、事務所は所属クリエイターへの直接依頼を仲介します。
以下の表で、主要な代理店・事務所を比較します。
| 会社名 | 種別 | 特徴 |
|---|---|---|
| THECOO株式会社 | 代理店 | 年間2,000件超のインフルエンサー案件。広告運用とキャスティングを一気通貫で支援 |
| PPP STUDIO株式会社 | 事務所 | 株式会社TORIHADA運営の国内最大規模TikTok事務所。約700組が所属し総フォロワー2億人超 |
| 株式会社ナハト | 代理店 | キャスティング・商品PR・タイアップ制作・タレント起用に対応(アサイン目安2〜4週間) |
| 株式会社クロスリング | 代理店・ツール | インフルエンサーマーケティング支援ツールやInstagram支援を提供 |
| BIJIN&Co.株式会社 | 代理店・プラットフォーム | インフルエンサー・芸能人・タレントをキャスティングできるプラットフォーム |
THECOO株式会社は、年間2,000件を超えるインフルエンサー案件の実績を持ち、TikTok広告運用とキャスティングを一気通貫で依頼できる代理店です。豊富な実績に基づくキャスティングが可能な一方、代理店マージンが発生する点は考慮が必要です。
PPP STUDIO株式会社は、株式会社TORIHADAが運営する国内最大規模のTikTok事務所で、約700組が所属し総フォロワーは2億人を超えます。多様なジャンルのインフルエンサーを網羅し、所属クリエイターへの直接依頼がスムーズな反面、所属外のクリエイター起用には不向きな場合があります。
選び方の目安として、選定から効果検証まで丸ごと任せたいなら代理店、特定ジャンルのクリエイターを機動的に起用したいなら事務所、コストを抑えつつ自社で運用したいなら前述のTTCMでの直接依頼を軸に検討するとよいでしょう。
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ステマ規制(景品表示法)で注意すべきこと

TikTokインフルエンサーを起用する際は、ステマ規制への対応が必須です。2023年10月1日より、ステルスマーケティングが景品表示法違反(不当表示)として規制対象となりました。
ステルスマーケティング(ステマ)とは、広告であることを消費者に明示せずに製品やサービスを宣伝する手法です。2023年10月1日以降、広告であるにもかかわらずそれを隠す表示は景品表示法上の不当表示にあたります(出典:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。)。
実務上は、PR投稿に「#PR」「#広告」「タイアップ」などの表記を明確に入れ、TikTokのブランドコンテンツ表示機能を活用して「広告である旨」を消費者がひと目で認識できるようにする必要があります。投稿前にインフルエンサー側の表記運用まで確認しておきましょう。
罰則の対象は広告主、インフルエンサーは対象外
ステマ規制で罰則を受ける対象は事業者(広告主)のみであり、インフルエンサーは原則として規制の対象外です。違反すると措置命令が出され、措置命令に従わない事業者には2年以下の懲役または300万円以下の罰金が科されます。
つまり、PR表記を怠った場合に責任を問われるのは依頼主である企業側です。実際、2024年6月にはステマ規制に基づく初の行政処分が行われており、規制は形だけのものではありません。「インフルエンサーに任せていた」では済まされないため、表記ルールの徹底は広告主自身の責任として管理する必要があります。
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TikTokインフルエンサー活用の最新トレンド|TikTok Shop・動画尺拡大
TikTokインフルエンサー活用の最新トレンドは、「TikTok Shopによるソーシャルコマースの拡大」と「動画尺の長尺化」です。これにより、認知獲得だけでなく、その場での購買誘導や詳細なレビュー訴求が可能になっています。
TikTok Shopでソーシャルコマースが加速
近年は、TikTok Shopの運営支援など、ソーシャルコマース領域でのインフルエンサー活用が活発化しています。動画やライブ配信からそのまま商品購入へつなげられるため、「認知から購入までを1つの動画内で完結させる」施策が現実的になりました。
インフルエンサーのライブ配信による販売(ライブコマース)も、有力な選択肢として広がっています。
動画尺が最大10分以上へ拡大
TikTokの動画の長さは、当初の15〜60秒から段階的に拡大し、最大3分を経て、現在は最大10分(一部テストではそれ以上)まで投稿できるようになっています。
短尺で関心を引く従来の使い方に加え、商品の使い方解説や詳細なレビューなど、長尺ならではの作り込んだPRも可能になりました。商材の説明にある程度の尺が必要な場合でも、TikTokが選択肢に入るようになっています。
TikTokインフルエンサーに関するよくある質問
TikTokインフルエンサー活用で、PR担当者から特に多い疑問に回答します。
ステマ規制に違反するとインフルエンサーも罰せられますか?
いいえ、景品表示法のステマ規制の対象は事業者(広告主)のみで、インフルエンサーは原則として規制の対象外です。ただし、PR表記の徹底や広告である旨の明示は、依頼主である企業の責任で管理する必要があります。
TikTokは10代の若者しか使っていないのでしょうか?
いいえ、10代65.7%・20代58.7%と若年層の利用率は高いものの、全世代の利用率も33.2%に達しており、幅広い年齢層に普及しています。若年層が中心であることは事実ですが、「10代だけのSNS」という認識は実態と異なります。
TikTokの企業案件は必ず高額な費用がかかりますか?
いいえ、必ずしも高額ではありません。フォロワー数1万〜5万人のマイクロインフルエンサーであれば、3万〜15万円程度から依頼可能で、少額からのテスト施策にも向いています。
インフルエンサーの投稿は広告として二次利用できますか?
はい、Spark Adsを利用し、クリエイターから事前に許可を得ることで、オーガニック投稿をそのまま広告として配信できます。反応の良かった投稿だけを広告として伸ばせるため、費用対効果の高い運用が可能です。
TikTokビジネスアカウントの開設には費用がかかりますか?
いいえ、TikTokビジネスアカウントは完全無料で開設・運用でき、分析機能なども無料で利用できます。まずはビジネスアカウントを開設し、投稿データを把握するところから始めるとよいでしょう。
フォロワー単価方式と再生単価方式はどちらを選ぶべきですか?
予算を確定させて依頼したい場合はフォロワー単価方式、再生数という成果指標で投資を管理したい場合は再生単価(CPV)方式が適しています。フォロワー単価は1人あたり1.5〜3円、再生単価は1再生あたり3〜20円が目安です。
TikTokの動画は何分まで投稿できますか?
現在のTikTokでは最大10分(一部テストではそれ以上)の動画を投稿できます。短尺で関心を引く使い方に加え、長尺での詳細な商品解説やレビューも可能になっています。
まとめ|TikTokインフルエンサーで成果を出すために
TikTokインフルエンサーマーケティングは、若年層への強い拡散力を低コストから活用できる、WEB広告のなかでも費用対効果を狙いやすい手法です。成果を出すために、本記事の要点を改めて整理します。
- 費用感を把握する:フォロワー単価1.5〜3円、マイクロインフルエンサーなら3万円程度から。再生単価は1再生3〜20円が目安
- 指標で選ぶ:フォロワー数ではなくエンゲージメント率・CPV・CPEで候補を比較する
- 依頼方法を使い分ける:リソースがあればTTCMで直接依頼、不足するなら代理店・事務所を活用
- 公式ツールを活かす:TikTok Creator Marketplaceで精度高く選定し、Spark Adsで投稿を広告転用する
- 法規制を守る:2023年10月以降のステマ規制に対応し、PR表記は広告主の責任で徹底する
まずはTikTokビジネスアカウント(無料)の開設と、自社商材に合うジャンルのインフルエンサー選定から着手するのが現実的な第一歩です。自社にノウハウやリソースが不足する場合は、キャスティング代理店や事務所への相談も検討し、ターゲットとの一致を最優先に施策を設計していきましょう。
おすすめの代理店
ディレクション型
プラットフォーム型
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