インフルエンサー代理店の特徴と選び方

インフルエンサーマーケティングは、SNS上で大きな影響力を持つインフルエンサーを活用して、自社ブランドや商品をPRするマーケティング手法の1つです。
近年SNS利用者の広がりとともに導入する企業が増えていますが、ディレクションのやり方によってその効果が大きく左右されるため、自社に合った代理店選びが重要です。

このサイトではインフルエンサー代理店20社について、その特徴と選び方をご紹介していきます。初めてインフルエンサーマーケティングの導入を検討している方や、より高い効果を見込めるインフルエンサーをお探しの方はぜひ参考にしてください。

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インフルエンサーをスカウトする方法!詐欺に間違われないためにできること

インフルエンサーをスカウトする方法

企業がインフルエンサーを起用してPR活動を行う場合、どのようなインフルエンサーを選ぶかはとても重要な要素の1つです。

しかし、インフルエンサーをスカウトする際にアプローチ方法を誤ると詐欺に間違われてしまうなど思わぬトラブルに繋がる可能性もあるため注意しなければなりません。

このページでは、インフルエンサーをスカウトする際のポイントをご紹介していきます。

インフルエンサーマーケティングではインフルエンサー選びが重要

インフルエンサーの選び方

インフルエンサーマーケティングは、社会に影響力を持つインフルエンサーがSNSなどを通じて情報発信をすることで高いPR効果を期待できるマーケティング手法として、多くの企業が導入しています。

費用対効果が高いマーケティング手法と言われる一方で、企業がインフルエンサーマーケティングを行う際にPRの目的やイメージに対してインフルエンサーがマッチしていないと、期待する効果が得られないだけでなく、場合によっては企業に対する信頼度の低下を招くなど、マイナス評価に繋がる恐れもあるため注意しなければなりません。

PRの効果を最大限に発揮するためにも、インフルエンサー選びは重要な要素となります。

まずは、選ぶ際の基準をご紹介していきます。

目的に合った人物であること

インフルエンサーマーケティングの目的は主に2種類あり、認知が目的の場合と商品購入が目的の場合に分けることができます。

認知が目的の場合はより多くの消費者に知ってもらうために、拡散力のある人を選ぶのが効果的です。

一方、商品購入が目的の場合は、購買意欲が高いターゲット層に絞り込んでPRを行うことで購入率を高めることができます。

この場合は、フォロワーとの距離が近く、発信内容がダイレクトに届くような人が向いています。

このように、起用する目的や期待する効果をはっきりさせることで、その後のインフルエンサー選びがスムーズになるでしょう。

ターゲット層に合った人物であること

SNSなどで活躍しているインフルエンサーは、知名度の高い有名人から特定の分野に特化している一般人に近い人物まで様々で、それと同時にユーザーの趣味嗜好、年齢なども多種多様です。

そのため、選ぶ際、企業がターゲットとするユーザーとのマッチングが重要です。

有名インフルエンサーには多くのフォロワーが付いていますが、「とりあえずフォローしておこう」といったユーザーもかなり多く、発信内容を細かくチェックしていない場合も多いです。

反対に、フォロワーが数百人から数千人程度であっても、特定のフォロワーとの関係性が深い場合は情報が伝わりやすく、高い効果が見込めます。

必ずしもフォロワー数が多ければ多い人ほど効果が高いという訳ではないので、企業がそのサービスや商品をPRしたいターゲット層との相性が良いかといった視点で選ぶことが大切です。


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インフルエンサーをスカウトする方法

インフルエンサーへ依頼する方法

インフルエンサーに直接連絡する

企業にとって最も気軽なのが、直接連絡してスカウトする方法です。

SNSのDM(ダイレクトメール)機能などを使用してメッセージを送ります。

SNSのコメント欄にメッセージを残す方法もありますが、この場合はメッセージがスルーされてしまったり、詐欺だと思われてしまったりする恐れがあるためあまりおすすめできないスカウト方法です。

インフルエンサーによってはプロダクションなどに所属している場合もあるため、SNSのプロフィールなどにその他の連絡先が記載されている場合は、その連絡先に連絡するようにしましょう。

直接連絡してスカウトする場合、起用するインフルエンサー選びから実際の交渉・契約、内容の確認など全ての流れを自社で行うことができるので、企業の要望をより詳細に、正確に伝えられるというメリットがあります。

また、代理店などの第三者を介さないため、やり方によっては費用を大幅に抑えることも可能です。

ただし、全工程を自社で行うということは、それだけ多くの手間や時間がかかってくることを考慮する必要があります。

効率を重視したい場合や、インフルエンサーマーケティングに慣れていない企業、担当部署がない企業などは、事前にどのような問題が発生する可能性があるかも含めて、どちらが適しているか検討することが大切です。

代理店を利用する

もう1つの方法は、広告代理店やインフルエンサーマーケティングを専門に行う代理店を利用して依頼する方法です。

専門の代理店は、変化のスピードが早い業界で専門的にディレクションを行なっているため、蓄積された知識と豊富な経験によって、企業のイメージに沿ったマーケティング戦略を提案してもらえるのがメリットです。

直接連絡してスカウトするよりも費用はかかりますが、自社で行う手間や時間を省けるだけでなく、精度の高いインフルエンサーマーケティングを行うことができ、結果的にコストパフォーマンスが良い方法であると言えるでしょう。

以下のページでは、インフルエンサー代理店の特徴や選び方をご紹介しています。代理店の利用を検討している方はぜひこちらも参考にご覧ください。


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直接インフルエンサーに連絡する時の注意点

インフルエンサーに連絡する際の注意点

インフルエンサーマーケティングの広がりとともに最近では詐欺などのトラブルも発生しており、特に個人で活動しているインフルエンサーは他者とのやり取りにはかなり慎重になっています。

初めはお互いに顔の見えない中で連絡を取り合うことになるので、スムーズに交渉が進むようマナーを守って行うことが大切です。

ここでは、代理店に頼らず自社で直接連絡し、スカウトをしたい場合に押さえておきたい注意点をご紹介します。

高圧的な態度は取らない

これはどのようなビジネスシーンにおいても基本的なことですが、依頼・スカウトする側だからといってインフルエンサーに上から目線で接することはNGです。

元々は個人的な発信からスタートして影響力を持つようになった人もいますが、多くのインフルエンサーはプロとして活動しています。

インターネット上のやり取りであっても人と人との関わりであることは変らず、高圧的な態度は失礼に当たります。

ビジネスパートナーとして対等な立場で接することを心がけましょう。

過度な指示や指定はNG

インフルエンサーはそれぞれ得意とするSNSなどのプラットフォーム上で、独自のセンスで発信を行なっています。

そのため、細かすぎる指示や指定があるとインフルエンサーは自分のスタイルを出しづらくなり、その結果として発信の際に不自然な表現になってしまうなど、PR効果が低くなる可能性があります。

大枠の目的や方向性はブレないように注意する必要はありますが、キャラクター性やセンスを尊重して、ある程度お任せするという姿勢も大切です。

不信感を与えない

多くの企業がインフルエンサーマーケティングを導入している中で、企業とインフルエンサーの間でトラブルが発生するケースも多くなっており、インフルエンサーの警戒心は以前よりも増しています。

そのため、企業が純粋にインフルエンサーを探している場合でもアプローチ方法を間違えると不信感を与えてしまうこともあります。

もし詐欺だと思われてしまうと、せっかくのアプローチが無駄になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

詐欺に間違われないためには?

インフルエンサーをスカウトする際に詐欺に間違われない方法

先に直接インフルエンサーをスカウトしたい時の注意点をご紹介しましたが、ここでは更に気をつけるべき、詐欺に間違われないためのポイントを3つご紹介します。

身元をはっきりとさせる

依頼・スカウトする時は、身元をはっきりさせた上で連絡することが基本です。

SNSを通して依頼する場合でも、企業名や事業内容などをしっかり提示し、公式ホームページなどで詳しい情報を見てもらえるようにしておくことが大切です。

依頼内容や報酬を明確に

企業情報に加えて、依頼したい内容や報酬を明確に提示することも、相手に不信感を与えないための重要なポイントです。

企業を装ってスカウトをする詐欺アカウントの多くは抽象的な誘い文句で勧誘するため、インフルエンサーはこのようなアプローチを疑います。

報酬体系は企業によって様々な考え方があると思いますが、依頼したいPRの内容に加え、投稿する時間帯、頻度に対していくら支払うといったように条件をはっきりと記載した上で交渉を進めていきましょう。

即席のアカウントは怪しまれるので注意

SNSを通してインフルエンサーにアプローチをしたいからといって、もともとアカウントを持っていない企業が即席のアカウントを作って連絡するという方法はあまり好ましくありません。

インフルエンサーは詐欺かどうかを判断する際に、そのアカウントの運用状況を頼りにします。

そのアカウントが作られて間もない、投稿数があまりにも少ない、フォロワーが付いていない、といった条件は信用度が落ちてしまいます。

日頃からSNSの運用に力を入れるようにする、SNS以外の方法でアプローチをするなど、インフルエンサーの立場になって最適な方法を選びましょう。

インスタで発生している詐欺について

Instagramで起こっている詐欺について

多くの企業がインフルエンサーマーケティングを導入している昨今ですが、それと同時に詐欺被害も発生していることが問題となっています。

Instagramでは、企業側とインスタグラマー側、両方の立場から詐欺が行われており、依頼する企業が詐欺だと思われてしまうパターンもあれば、逆に企業側が詐欺に引っかかってしまうケースもあるため注意しなければなりません。

企業としてインフルエンサーをスカウトするにあたり、どのような詐欺被害が発生しているのか、またインフルエンサーがどのような不安を抱えているかを知ることで、その後のアプローチに活かすことができます。

ここではInstagramで発生している詐欺の種類と、それらを見極める方法をご紹介します。

企業を装ってインフルエンサーを勧誘する手口

企業を装ってインフルエンサーを勧誘する手口では、インフルエンサーにPR活動を提案し、事務代行手数料として金銭を騙し取るものや、PRのためにまずは自社の商品を使ってみてからSNSに投稿して欲しいなどと説明をし、高額商品の購入を迫るパターンなどがあります。

企業から依頼をしているにも関わらず、金銭を要求することは本来あり得ないことです。

商品のPRにおいても企業が商品を提供するのが普通です。

見極める方法

認証バッジ のマークが ついているか

公式アカウントの場合、Instagramのアカウント名の右隣に青色のチェックマークが付いています。

これはInstagramから認証されたことを意味するマークなので、インフルエンサーは詐欺かどうかを判断しやすくなります。

フォロワー数が多い

企業の規模や知名度にもよりますが、公式アカウントの場合は基本的にある程度のフォロワーが存在するはずです。

あまりにも少ない場合は偽アカウントの疑いがあると言えます。

公式サイトで偽スポンサーに関する情報が開示されている

偽スポンサーによる被害が発生した場合、公式サイトでその情報が開示されているかも本物かどうかの見極めに役立ちます。

企業としては、このような情報を開示することでインフルエンサーが被害にあうのを防ぐだけでなく、新たな偽スポンサーの抑制にも役立つでしょう。

フェイクインフルエンサーによる被害

こちらは企業側が被害者となるケースでは、ある人物がインフルエンサーとしての実績がないにも関わらず、あたかも影響力があるかのように見せかけて企業から報酬をもらうといったものがあります。

企業はPR効果を期待して契約を結んだものの、期待した投稿をしてもらえなかった、ユーザーの反応が得られなかったというケースが発生しています。

見極める方法

フォロワー数とフォロー数の比率

一般的に、インフルエンサーはフォローしている人数よりもフォローされている人数の方が多いのが特徴です。

投稿数が多くない、発信を始めてからあまり時間が経っていないにも関わらずフォロワー数が多い場合は、フォロワー数を購入しているなど、不正操作を疑っても良いかもしれません。

エンゲージメント率

エンゲージメント率とは、投稿に対するユーザーの反応を示した数値を指しますが、これが極端に低い場合はフェイクインフルエンサーを疑うべきでしょう。

また、エンゲージメント率が高くても、自動で「いいね」が付く機能を利用したものや、中身のないコメントばかりが大量に投稿されているといった見せかけだけのものもあるため、数値だけでなく内容もしっかりチェックすることが大切です。


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まとめ

インフルエンサーマーケティングは大きな効果が期待できる手法として主流になりつつありますが、残念ながら、その成長と共に悪徳な詐欺被害が発生していることも事実です。

このような状況の中、企業がインフルエンサーを直接スカウトする方法は以前に増してリスクが高くなっているため、今回ご紹介したポイントに注意してより慎重に行う必要があります。

特に中小企業が導入する場合は、代理店を通してスカウトしたほうがスムーズにアプローチできる可能性が高いと言えるでしょう。

相性の良いインフルエンサーとのタイアップは高い費用対効果も見込めるため、正しい情報と知識を蓄えて、インフルエンサーマーケティングを成功させましょう。

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