効果的な運用方法を解説!「マイクロインフルエンサー」とは?

SNSを活用したマーケティングが主流となった今、フォロワー数が数十万人以上の「メガインフルエンサー」だけでなく、小規模ながらも強い影響力を持つ「マイクロインフルエンサー」に注目が集まっています。
本記事では、マイクロインフルエンサーの特徴・メリット、起用する際の注意点を解説。
効果的な活用方法と具体的な事例も紹介するので、自社のマーケティング施策に取り入れるヒントとして、ぜひ参考にしてください。
目次
マイクロインフルエンサーとは?
マイクロインフルエンサーとは、SNSで1万~10万人程度のフォロワーを持つインフルエンサーを指します。
特定の分野やニッチなコミュニティで活動し、フォロワーとの距離が近いマイクロインフルエンサー。
投稿への反応率(エンゲージメント率)が高く、生活感のある発信や専門性を活かした情報提供が可能です。
大規模なメガインフルエンサーと比較すると拡散力は劣るものの、ターゲット層に対して深い影響力を持つ点が評価されています。
マイクロインフルエンサーの他には、メガインフルエンサーやミドルインフルエンサーといった種類があります。
以下でも確認できるので、確認しましょう。
▼関連記事
マイクロインフルエンサーの特徴・メリット
マイクロインフルエンサーが持つ特徴やメリットは、以下の通りです。
- ニッチな分野に強い
- エンゲージメント率が高い
- プロモーション費用を抑えやすい
- ぴったりのインフルエンサーを起用しやすい
- 高いSEO効果を期待できる
マイクロインフルエンサーの特性を活かしたマーケティング施策が注目されています。具体的な特徴とメリットを理解し、自社の施策に役立てましょう。
ニッチな分野に強い
マイクロインフルエンサーは、特定の分野に関する投稿をする傾向があります。
美容やファッション、フィットネスなど特定の分野で活動することが多く、専門性や情熱を持って情報を発信します。
同じ分野に興味を持つフォロワー層が集まりやすく、ターゲット層への効果的なアプローチが可能です。
ブランドはピンポイントで訴求できるため、ROI(投資収益率)の向上が期待できるでしょう。
エンゲージメント率が高い
マイクロインフルエンサーはフォロワー数が比較的少ないため、一人ひとりとの交流が密接であり、コメントや「いいね」などの反応を得やすい傾向があります。
このような親密な関係性はフォロワーからの信頼を獲得しやすく、インフルエンサーからのメッセージも伝わりやすいといえます。
1回の投稿でも、フォロワー層に対してしっかりと商品やブランドのアピールができ、購買行動に影響を与えやすいでしょう。
プロモーション費用を抑えやすい
マイクロインフルエンサーの起用コストは、メガインフルエンサーやセレブリティと比較して低めに設定される傾向にあります。
インフルエンサーへの依頼費用は、フォロワー数により単価が決まるもの。
フォロワー数が少ないマイクロインフルエンサーは、メガインフルエンサーに依頼するよりも依頼費用を抑えられます。
複数のマイクロインフルエンサーと連携すれば、多角的なアプローチも可能です。
特に広告予算が限られている中小企業やスタートアップ企業にとっては、大きなメリットになります。
ぴったりのインフルエンサーを起用しやすい
活躍するマイクロインフルエンサーの数は比較的多く、自社のイメージに合わせて選びやすいといえます。
フォロワー数が多く拡散力のあるメガインフルエンサーやミドルインフルエンサーは人数が少なく、企業やブランドイメージに合わせて起用したくても難しいケースがありがちです。
母数が多いマイクロインフルエンサーであれば、多数の中からぴったりのインフルエンサーを見つけられるでしょう。
高いSEO効果を期待できる
マイクロインフルエンサーが自ら発信する投稿やコンテンツはターゲット層に響くものが多く、SNS上でのシェアやリンク獲得につながります。
ブランドのWEBサイトへのトラフィック増加やSEO(検索エンジン最適化)効果も期待できます。
また、ユーザー生成コンテンツ(UGC)として再利用することで、長期的なマーケティング資産としても活用可能です。
マイクロインフルエンサーを選ぶ際の注意点
マイクロインフルエンサーを選定する際、以下に注意しましょう。
- 自社のターゲット層とフォロワーの親和性を確認する
- 同時に起用するインフルエンサー数は多くし過ぎない
- コンテンツガイドラインを設定する
- 長期的なパートナーシップの構築を目指す
- フォロワーがアクティブユーザーか確認する
インフルエンサーマーケティングを成功させるために、注意点をしっかりと理解してください。
自社のターゲット層とフォロワーの親和性を確認する
自社のターゲット層とマイクロインフルエンサーのフォロワー属性が一致しているかを慎重に確認することが重要です。
例えば、高級な化粧品をPRするケースを見てみましょう。
プチプラ美容商品を紹介するマイクロインフルエンサーが、高級化粧品を紹介してもフォロワー層に響かないと考えられます。
いつもの投稿内容との違いに違和感を感じる可能性も高いでしょう。
フォロワーの年齢や性別、趣味などを事前にリサーチし、自社との相性を分析してインフルエンサーを選ぶと、効果的な訴求が可能です。
同時に起用するインフルエンサー数は多くし過ぎない
マイクロインフルエンサーを多数起用すると、以下のデメリットが考えられます。
- ブランドメッセージが分散して一貫性が損なわれる
- 管理が難しくなり投稿内容のチェックが行き届かなくなる
- ユーザーの不信感につながる可能性がある
同じターゲット層に対して短期間で過剰に広告が流れると、ユーザーの興味を失わせたり、不信感を抱かせたりするかもしれません。
ターゲットやキャンペーンの目的に応じて、適切な人数を選定し、各インフルエンサーとの連携を丁寧に行うことが重要です。
コンテンツガイドラインを設定する
マイクロインフルエンサーに自由度を与えつつも、ブランドイメージやメッセージが一貫するよう、明確なガイドラインを設定しましょう。
例えば、「投稿には必ず製品名と指定ハッシュタグを含める」「誇張表現は避ける」など具体的な指示を出すことで、不適切な投稿やブランドイメージの損失を防げます。
ステルスマーケティング(ステマ)と誤解されないよう、「PR」や「広告」の明記も欠かせません。
▼関連記事

長期的なパートナーシップの構築を目指す
マイクロインフルエンサーと長期的な関係構築を目指すことで、より自然で信頼されるコンテンツが生まれる可能性があります。
パートナーシップを築くことでインフルエンサー自身がブランドの価値観やストーリーを深く理解し、リアルで共感性のある発信が期待できます。
また、継続的なコラボレーションはフォロワーからも自然に受け入れられやすくなる傾向にあります。
単発ではなく、長期的な施策を考えてマイクロインフルエンサーを選ぶことが重要です。
フォロワーがアクティブユーザーか確認する
フォロワーの数だけでなくアクティブ度も、マイクロインフルエンサーを起用したマーケティングが成功するかに大きく影響します。
数が多くてもフォロワーからの「いいね」やコメントが少ない場合、広告の効果が薄れる可能性があります。
一部のアカウントではフォロワーを購入しているケースもあり、見た目の数値だけでは判断できません。
過去の投稿の反応率やフォロワーの質を分析して、ブランドのメッセージを効果的に伝えられる人物を選びましょう。
マーケティングに上手に活用するポイント
マイクロインフルエンサーを効果的に活用するために、以下のポイントを確認してください。
- キャンペーン目標の明確化
- インフルエンサーの選定とリサーチ
- コミュニケーションの確立
- パフォーマンスの測定
インフルエンサーマーケティングを成功させるには、戦略的な計画と実行が不可欠であるため、依頼する前に確認しましょう。
キャンペーン目標の明確化
インフルエンサーマーケティングにマイクロインフルエンサーを上手く活用するために、キャンペーンの目的を明確に設定してください。
例えば、ブランド認知度の向上や製品の販売促進、WEBサイトへのトラフィック増加など具体的な目標を定めます。
達成度を測るため、目標を数値化することも大切です。
KPI(重要業績評価指標)やCPA(顧客獲得単価)など、項目と数値を設定しましょう。
これにより、施策の効果を客観的に分析しやすくなり、次回以降の改善にも役立ちます。
▼関連記事
インフルエンサーの選定とリサーチ
適切なマイクロインフルエンサーを選ぶためには、フォロワー属性やエンゲージメント率などを徹底的にリサーチする必要があります。
SNSなどでフォロワー数を確認するだけでなく、自社のターゲット層との親和性や過去の投稿内容を確認することが重要です。
マイクロインフルエンサーが過去に行ったPR事例もあれば、確認してください。
自社にノウハウがない場合、選定とリサーチは難しいかもしれません。
広告代理店といったインフルエンサーエージェンシーや専用ツールを活用すると、効率的な選定が可能になるので、ぜひ活用しましょう。
コミュニケーションの確立
マイクロインフルエンサーと良好な関係を構築するには、丁寧でパーソナライズされたコミュニケーションが欠かせません。
ブランドビジョンやキャンペーン意図をしっかり共有し、投稿の方向性について認識を合わせることが重要です。
一方で、マイクロインフルエンサーの独自性やクリエイティブな視点の尊重も欠かせません。
マーケティング目的の方向とマイクロインフルエンサーの持ち味が合わさることで、自然で信頼性の高いコンテンツが生まれます。
定期的なフィードバックや成果の確認を行い、長期的なパートナーシップを築くことで、より大きなマーケティング効果が期待できるはずです。
パフォーマンスの測定
キャンペーン終了後には効果測定を行って次回以降の改善点を見出すことが、マイクロインフルエンサーを起用したマーケティングには重要です。
具体的には、「リンククリック数」「購入数」「エンゲージメント率(いいね数やコメント数)」などのKPI(重要業績評価指標)など設定した項目を中心に分析しましょう。
マイクロインフルエンサーを複数人起用した場合、各パフォーマンスを比較し、特に影響力の高かった投稿やユーザーの反応が良かった要因を検証することで、次回以降の戦略に活かせます。
SNSプラットフォームの分析ツールや専用ツールを活用してデータ収集・評価することで、施策の成功度合いと課題点を明確化できます。
ただし、効果の分析には専門的な知識が必要なため、マーケティングのプロに相談することをおすすめします。
マイクロインフルエンサーによるPR事例
日本におけるマイクロインフルエンサーを活用したPR事例を5つご紹介いたします。
ファッションブランド「FFEIN」×IMOKO
株式会社サンマリノは、ファッションブランド「FFEIN」の新商品リリースに合わせて、Z世代のメンズマイクロインフルエンサーを起用し、PR投稿を実施しました。
IMOKOさんは本業の傍らファッション系インフルエンサーやモデルとして活躍しています。
ファッション感度が高く、ユーザーが真似しやすいコーディネートを発信するインフルエンサーを起用することで、ブランドのイメージ向上とターゲット層への情報拡散に成功しました。
サッポロビール「グランポレール」×福島さやかさん(@sayaka_kitchen)
料理研究家・フードコーディネーターである福島さやかさんは、サッポロビール株式会社の国産ワインブランド「グランポレール」とのタイアップPRを行いました。
ワインと料理のマリアージュを提案し、パルミジャーノ・レッジャーノを使ったバスクチーズケーキを国産赤ワインと合わせて紹介しています。
グランポレールのメルマガでの連載やワインに合うレシピ開発も行っていた福島さん。
同社のワインの良さを引き出す投稿がみられ、ワイン愛好家や料理好きのフォロワーから高い関心を集めました。
SENKA×ayakaさん(@ayanekotan)
美容系マイクロインフルエンサーのayakaさんは、SENKAの「パーフェクトホイップ」のリニューアル製品をPRしました。
実際に使用した様子や泡立ちの良さ、肌への優しさを詳しく紹介し、製品の特徴を分かりやすく伝えています。
フォロワーとの信頼関係を活かしたリアルなレビューが、多くの共感を呼びました。
また、視覚的に魅力的な写真や動画を用いた投稿が拡散され、SENKAのブランド認知度向上にも貢献。
マイクロインフルエンサーならではの親しみやすい発信が、フォロワーの購買意欲を高めた好例です。
マイクロインフルエンサーに依頼する方法
マイクロインフルエンサーをマーケティングに起用したい際、直接アプローチする方法と仲介業者を利用する方法があります。
以下でメリットとデメリット、具体的な方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。
DMでの直接依頼
SNSのDM(ダイレクトメッセージ)を利用してマイクロインフルエンサーに直接依頼する方法は、最もシンプルで低コストな手段です。
自社で選定したインフルエンサーに対して、案件の概要や報酬条件を伝えることで、迅速にやり取りを進められます。
中間業者を挟まないため、余計な費用がかからず、コミュニケーションもスムーズに行えます。
ただし、以下の点に注意してください。
- 契約内容や報酬交渉、施策中の管理などを自社で対応する必要がある
- 企業としての信頼性を示せるよう依頼文は丁寧かつ明確にする
自社でマーケティングノウハウがある場合や、目当てのインフルエンサーが既に決まっている場合に適しています。
代理店会社の利用
インフルエンサーマーケティング代理店やキャスティング会社を通じて依頼する方法は、ノウハウがなかったり人的リソースが限られていたりする企業におすすめです。
代理店では以下のようなサポートが受けられます。
- 商品やサービスに合った適切なインフルエンサーを選定
- 投稿内容や施策全体の企画立案から実施までを一括してサポート
- ステルスマーケティングや法規制違反などのリスク回避も対応
仲介費用が発生するため、自社予算とのバランスを考慮する必要があります。
また、ディレクション型代理店とプラットフォーム型代理店があり、自社のニーズに合ったタイプを選ぶことが重要です。
おすすめのインフルエンサー代理店と選び方については、以下記事で詳しく解説しています。
マイクロインフルエンサーに依頼しようと検討している企業はぜひチェックしてみてください。
▼関連記事
マイクロインフルエンサーマーケティングなら代理店がおすすめ
代理店を活用することで、マイクロインフルエンサーの選定から契約交渉、コンテンツ制作を効率的に進められます。
適切なインフルエンサーマーケティングには専門的な知識とリソースが必要のため、無理して進めると逆効果になりかねません。
炎上リスクや法規制違反の回避、施策後の効果測定も代理店が対応してくれるため、安全性の高い施策が実現できるはずです。
ノウハウがない、マーケティングに人的リソースを割くのは難しい企業には代理店への依頼がおすすめのため、相談してみましょう。
おすすめの代理店
ディレクション型
プラットフォーム型
【2022年度最新版】インフルエンサー代理店20選!関連記事
カップルインフルエンサーとは?魅力や話題のカップルインフルエンサーも紹介

SNSを活用したマーケティングが主流となった今、フォロワー数が数十万人以上の「メガインフルエンサー」だけでなく、小規模ながらも強い影響力を持つ「マイクロインフルエンサー」に注目が集まっています。 本記事では、マイクロイン […]
インスタのエンゲージメント率の目安は【1.67%】各SNSの目安も紹介!

SNSを活用したマーケティングが主流となった今、フォロワー数が数十万人以上の「メガインフルエンサー」だけでなく、小規模ながらも強い影響力を持つ「マイクロインフルエンサー」に注目が集まっています。 本記事では、マイクロイン […]
化粧品のPRにインフルエンサーマーケティング適している理由を分析

SNSを活用したマーケティングが主流となった今、フォロワー数が数十万人以上の「メガインフルエンサー」だけでなく、小規模ながらも強い影響力を持つ「マイクロインフルエンサー」に注目が集まっています。 本記事では、マイクロイン […]
【美容系からビジネス系まで】ジャンル別おすすめインフルエンサーを紹介!

SNSを活用したマーケティングが主流となった今、フォロワー数が数十万人以上の「メガインフルエンサー」だけでなく、小規模ながらも強い影響力を持つ「マイクロインフルエンサー」に注目が集まっています。 本記事では、マイクロイン […]
【2025年版】インフルエンサー代理店20選! 代理店の特徴と選び方

SNSを活用したマーケティングが主流となった今、フォロワー数が数十万人以上の「メガインフルエンサー」だけでなく、小規模ながらも強い影響力を持つ「マイクロインフルエンサー」に注目が集まっています。 本記事では、マイクロイン […]