転職者向け!履歴書の資格欄を魅力的に書く方法

WEB業界で転職活動を行う際に、履歴書の資格欄は重要なアピールポイントとなります。

特に未経験者の場合、保有する資格が採用担当者の目を引く可能性があるため、しっかりと内容を作り込むことが大切です。

この記事では、WEB業界への転職を考えている人が履歴書の資格欄を効果的に活用するためのポイントを解説します。

履歴書を魅力的にする具体的なテクニックをご紹介していくため、ぜひ参考にしてください。

履歴書の資格欄を記入する際の基本ルール


履歴書の資格欄の基本的な記入ルールをご紹介します。

記入の順や年月日の正しい書き方など、就職活動の際に確認した基本ルールを今一度確認してください。

資格・免許の記入順序

履歴書の資格欄を記入する際は、一般的に以下の順で記載します。

  1. 運転免許
  2. その他の免許
  3. 希望職種に関連する資格

上記にある項目ごとに、運転免許以外の免許や資格は時系列になるように書きましょう。

取得年月日の正しい書き方

取得年月日は履歴書の信頼性を高める重要な要素であるため、正確に「〇〇年〇月取得」と記入しましょう。
和暦・西暦、どちらを使っても問題ありませんが、混ざらないよう注意してください。

なお、日付まで覚えていない場合は月までの記載で構いません。
また、取得年月が不明な場合は「〇〇年頃取得」と記すか、証明書で確認してから記入するのが望ましいです。

正式名称の使用と略称の注意点

資格名は正式名称を使用することが原則です。
履歴書に記載する前に、普段使っている資格名が正式名称か確認しましょう。

以下の一部ですが、例をご紹介します。

略式名 正式名・書き方
普通免許 普通自動車第一種運転免許 取得
TOEIC TOEIC Listening&Reading Test 〇〇点 取得
英検 実用英語技能検定〇級 合格
簿記 日商簿記検定〇級 合格
宅建 宅地建物取引士試験 合格
FP ○級ファイナンシャル・プランニング技能士試験 合格
秘書検 秘書技能検定〇級 合格

ちなみに、職務経歴書でも資格を記載しますが、略称を使用する場合があります。

業界でよく知られている略称がある場合は、初出時に正式名称と略称を併記し以降は略称を使用しても構いません。

また、WEB業界に関連する資格は正式名称を使いつつ、必要に応じて簡潔な説明を添えると採用担当者の理解を助けられます。

転職では職務経歴書も必須になるので、書き方を混在しないように気を付けてください。

書ける資格がない場合は「特になし」

資格がない場合は「特になし」と正直に記入することが大切です。
ただし、WEB業界への転職では公式な資格がなくてもスキルをアピールできます。

例えば「HTML/CSS基礎知識あり」「WordPress運用経験あり」などのように、自己学習や個人プロジェクトで得たスキルを簡潔に記載することで、積極性と関心をアピールできます。

なお、すべての記入を終えたら最後に「以上」と記入してください。

WEB業界の転職でアピールできる資格

続いて、WEB業界でアピールできる資格を3つのジャンルに分けてご紹介します。

プログラミング関連資格

WEB業界の転職では、プログラミング関連の資格が非常に評価されます。

特に注目されるのは、HTML5プロフェッショナル認定試験、JavaScriptプログラミング能力認定試験、PHP技術者認定試験などです。
また、オラクル認定資格やAWS認定資格も高く評価されています。

なお、未経験者でも基礎レベルのものが取得できていると熱意やスキルアップに対する姿勢をアピールできるため、積極的にアピールしていきましょう。

デザイン系資格

WEB業界への転職において、デザイン系の資格はクリエイティブスキルを証明する貴重な指標です。

代表的なものにはWebデザイナー検定、色彩検定、Illustrator/Photoshop検定などがあり、特にAdobe認定エキスパート(ACE)は高い評価を受けています。

また、UX(ユーザーエクスペリエンス)デザインに関するものも注目されており、ユーザビリティ専門家認定資格などが該当します。

デザインの基本原則や最新のツール活用能力を示すだけでなく、ユーザー中心の設計思考を有していることもアピールできるでしょう。

マーケティング・ビジネス系資格

WEB業界の転職では、技術スキルだけでなくマーケティングやビジネス知識も重要視されます。

評価されるものとしてGoogle アナリティクス個人認定資格(GAIQ)、Google広告認定資格、SEO検定などがあります。

また、デジタルマーケティング検定やウェブ解析士といったものも高く評価されるでしょう。

なお、ビジネス面ではITパスポート試験や基本情報技術者試験が評価されます。
データ分析能力やマーケティング戦略の理解やビジネス全体を見渡す視点を持っていることをアピールできます。

なお、下記にてWEB系の職種についての解説とそれぞれの職種でおすすめの資格について解説しているため、ぜひ参考にしてください。


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資格欄に書くべきでない項目

あえて資格欄に書くべきではないものは、以下の通りです。

  • 古すぎる資格
  • 業界と無関係な資格
  • 一般的すぎる資格

WEB業界への転職を行う際は、古すぎる資格の記入は避けましょう。

例えば、高校時代に取得したパソコン検定などは現在のスキルレベルを正確に反映していない可能性が高いため、記載を控えてください。

特に技術の進歩が速いWEB業界では、5年以上前のものは慎重に検討する必要があります。

次に、業界と無関係なものも避けるべきです。
趣味で取得した料理や園芸の資格など、WEB業界の仕事に直接関係のないものはスペースの無駄遣いになります。

ただし、これらがソフトスキルや独自の視点を示す場合は、別途アピールポイントとして活用できる可能性があるでしょう。

なお、偽りの資格や誇張した内容の記載は絶対に避けてください。
虚偽の情報は信頼性を著しく損ない、採用の可能性を大きく下げてしまいます。

受験予定の資格も履歴書に載せよう

履歴書に受験予定の資格を記載することは非常に効果的です。
これにより、あなたの積極性や学習意欲、業界への熱意を示せます。

記載する際は具体的な受験日程や準備状況を明記し、可能であれば関連するスキルや取得後の展望も簡潔に述べると良いでしょう。

例えば、「HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1(20XX年6月受験予定、学習進捗75%)」「現在個人で運営するサイトでHTML/CSSを活用中」のように記載すると効果的です。

ただし、記載するものはWEB業界に直接関連し、あなたのキャリア目標に沿ったものに絞りましょう。

WEB業界で役立つ資格に関しては、以下をごらんください。


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履歴書で書いた資格を職務経歴書で効果的にアピール

履歴書で書いた資格は職務経歴書で効果的にアピールすることが重要です。
WEB業界未経験でも、貢献できる姿勢を示せるでしょう。

ここでは、職務経歴書で資格を効果的にアピールする方法をご紹介します。

資格とスキルの関連性を示す

取得した資格とそれに関連するスキルや経験を明確に結びつけましょう。

例えば、「JavaScript技術者認定試験 Advanced:React.jsを使用した単一ページアプリケーション(SPA)の開発経験あり」のように、記載すると実務能力と直結していることをアピールできます。

採用担当者はあなたのスキルセットをより具体的にイメージでき、即戦力としての価値を評価しやすくなります。

具体的な活用例を準備する

より印象的にアピールするには、具体的な活用例を準備することが効果的です。

そして、職務経歴書には簡潔に記載し、面接時に詳しく説明できるよう準備しましょう。

例えば、「Google Analytics個人認定資格:個人ブログのアクセス分析に活用し、自身で運営するブログのPV数を3か月で30%増加」といったように、実際の成果と結びつけて説明します。

このように自身の経験での活用例を用意することで、実践的なスキルも身に付いていることをアピールできます。

資格取得の背景や目的を伝える

背景や目的を伝えることで、あなたのキャリアビジョンや学習意欲を効果的にアピールできます。

例えば、「SEO検定:デジタルマーケティングのスキル向上のため取得。顧客のウェブサイト集客改善に貢献したい」といったように、資格取得の動機と将来の目標を簡潔に述べましょう。

単に資格を持っているだけでなく、業界トレンドを理解し、主体的にスキルアップを行う姿勢を示せます。

また、それがWEB業界でどのように活かせるかを具体的にイメージしていることをアピールでき、採用担当者にあなたの熱意と将来性を印象づけられます。

職務経歴書に関しては、以下もご覧ください。


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まとめ

WEB業界への転職を目指すにあたり、履歴書の資格欄は重要なアピールポイントとなります。

そして、効果的なアピールのためには業界関連の最新資格を優先的に記載し、取得年月日と正式名称を正確に記入することが大切です。

また、スキルや実務との関連性を示し具体的な活用例を準備しておくと実践的な能力をアピールできます。

これらの点に注意して履歴書を作成すればあなたの専門性や学習意欲、将来性を効果的にアピールできるでしょう。

しかし、資格はスキルの証明の一つに過ぎないことを忘れずに、実際の経験や自己学習なども含めて総合的に自身の強みを伝えることを意識してください。

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