【2025年最新】伸びている企業と業界ランキング

今伸びている企業は、今後も伸び続ける可能性を大いに秘めた企業といえ、転職先の候補に入れると、長期的なキャリアパスを描きやすくなります。
優良な企業に転職し、思い描く将来像と実現させましょう。

本コラムでは、伸びている企業を様々な角度からランキングでご紹介します。

伸びている企業の特徴と、伸びている業界に転職したい方への有力情報も解説しますので、転職先の候補選定の参考にしてください。

今後も伸びる企業・業界の特徴

今後も伸びる企業・業界の特徴は以下のとおりです。

  • 業界全体の市場規模は伸びているか
  • 全ての仕事をAIに奪われないか
  • 最新の情報を取り入れているか
  • 売り手市場か

魅力的に見えたとしても、今後の成長が見込めない業界や企業への転職は避けるべきです。特徴を理解し、転職先にふさわしい企業を選びましょう。

業界全体の市場規模は伸びているか

業界全体の市場規模が拡大しているかどうかは、企業の将来性を測るうえで最も重要です。

需要が増えている分野では企業間の競争が活発になり、サービスや製品の質が高まるため、さらなる成長が期待できます。

たとえば、デジタル技術を活用したヘルスケア分野や環境に配慮したビジネスは、社会的課題を解決する手段として注目を集め、資金や人材が流れ込みやすい状況です。

転職を考える際には、市場規模や成長見通しを丹念に調べることが、将来のキャリアの成功につながるでしょう。

さらに、社会を支える基盤となる市場ほど投資や人材が集まりやすく、スキルアップと安定した成長を見込める点も大きな魅力です。

全ての仕事をAIに奪われないか

今後さらに成長が見込まれる企業や業界の共通点は、AI技術を取り入れながらも人間の力が欠かせない部分をしっかり残していることです。

たとえば、金融や士業のように、知的作業の一部がAIに置き換わりやすい分野はありますが、高齢化関連サービスといった人的な対応が必要な現場では、すべてをテクノロジーで完結させるのは難しいでしょう。

さらに、人口減少による人材不足を見越してテクノロジーを積極的に導入する企業は、AIと共存しながら独自の価値を打ち出すことができます。

そのため、転職を考える際には、AIに代替されにくい業務領域を見極めつつ、新しい技術とうまく共創できる業界を選ぶことが大切です。

最新の情報を取り入れているか

最新のITトレンドを素早く取り入れながら実践し、新しい価値を着実に生み出せることも、今後も伸びる企業や業界の特徴です。

インターネット広告やエンタメ、農業、ドローン、電子部品・半導体といった分野が躍進するのは、テクノロジーを活用して具体的な課題を解決しているからにほかなりません。

最新技術を取り入れて競争力を高める企業は数多く存在し、常に情報をアップデートする姿勢が必要です

そのため、転職を考える際は、企業のトレンド把握力や、実務への反映度合いを慎重に見極めましょう。

売り手市場か

今後も伸びる企業や業界が売り手市場と呼ばれるのは、人材需要が供給を上回るほど担い手が不足しているからです。

WEB業界や介護・福祉、建設、2024年問題で話題となった物流分野などは有効求人倍率が高く、少子高齢化が進む日本でも需要が下がりにくい特徴があります。

さらに、新規事業の拡大や働き方改革の影響も重なり、これらの業界では企業が積極的に採用活動を行っています。

そのため、転職を考える際には、有効求人倍率の推移だけでなく、具体的な募集職種やキャリアアップの可能性も確認しましょう。

また、人材育成に力を入れる企業文化があるかどうかを見定めることも、長く安心して働くうえでは欠かせません。


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伸びていると社員が実感している企業ランキング

東洋経済が発表した、「『成長性・将来性がある会社』154社ランキング」をご紹介します。

実際に勤務する社員が「今後も成長する」「将来性がある」と判断された企業のランキングです。

ランキング 企業名
1位 グーグル
2位 リクルートライフスタイル
3位 アマゾンジャパン
4位 キーエンス
5位 花王カスタマーマーケティング
伊藤忠商事
7位 花王
8位 スターバックスコーヒージャパン
オリエンタルランド
ファーストリテイリング
ダイキン工業
ソニー生命保険
セリア
日本電産

社員が「伸びている」と実感できる企業は、社員の成長機会や働きがいを提供している特徴があるため、社員が挑戦をしやすく、スキルアップやキャリア形成の機会が豊富にあります。

キーエンスや伊藤忠商事は、実力主義の評価制度と高い給与水準を維持し、社員の意欲を引き出しています。

また、グーグルやアマゾンジャパンのようなグローバル企業は、イノベーションを重視し、社員が先進的なプロジェクトに関わることで成長を実感できる環境を提供。

さらに、スターバックスコーヒージャパンやオリエンタルランドのようなサービス業も、従業員の教育・キャリアパスを充実させることで、企業の成長と個人の成長を結びつけています。

働く人の意欲を高め、結果として企業全体の成長に繋げられるため、今後も伸びていくと考えられるでしょう。

毎年増収・増益している企業ランキング

ダイアモンド・オンラインでは、投資家向けに「連続『増収増益』期間ランキング」が紹介されました。

ランキング 企業名
1位 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
2位 GMOペイメントゲートウェイ
3位 イー・ギャランティ
4位 エス・エム・エス
5位 ベルク
6位 ビジネス・ワンホールディングス
7位 MonotaRO
オービック
ヤオコー
イチネンホールディングス
SCSK
旭情報サービス

上記企業の共通点は、「社会の変化に適応し、持続的な成長を可能にするビジネスモデルを確立していること」です。

利益率の向上にも成功しており、経営戦略の巧みさが際立っています。
市場のニーズを的確に捉え、経営の柔軟性を持つ企業こそ、今後も成長を続けていくでしょう。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、ディスカウント業界で圧倒的な競争力を持ち、消費者ニーズを的確に捉えることで、長期的な成長を継続。

また、GMOペイメントゲートウェイは、電子決済市場の拡大を背景に、企業向けの決済インフラを強化し、安定した収益基盤を作りました。

さらに、MonotaROは、BtoBのEC市場において独自のデータ分析と物流システムを駆使し、効率的な成長を遂げています。

増収・増益を続ける企業は、利益の最大化と持続的な成長を両立させる戦略を持っているため、安定した企業に転職したい方にはぴったりと考えられます。

今後伸びる業界ランキング

今後成長が期待される業界は、以下のとおりです。

  • IT業界
  • インターネット広告業界
  • 倉庫・物流業界
  • 電子部品・半導体業界
  • 医療業界
  • AI業界
  • ネット証券業界
  • 宇宙開発業界
  • EC業界

上記の業界が成長する理由は、時代の変化とニーズに応じた技術革新にあります。

特にWEB業界が含まれる、IT・インターネット業界への注目度は非常に高いです。

あらゆる企業がITを活用する時代であるうえ、SNSや動画プラットフォームの普及により、従来の広告手法からデジタル広告へとシフトしています。

未経験でも転職しやすい業界であるため、転職先を具体的に決めていない方やチャレンジ精神旺盛な方は、ぜひWEB業界を目指しましょう。


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WEB業界で伸びている企業5社

WEB業界で伸びている企業で特に注目しているは、以下の5社です。

  • 株式会社ナハト
  • 株式会社エイチーム
  • 株式会社じげん
  • サイボウズ株式会社
  • 株式会社メルカリ

株式会社ナハト

株式会社ナハトは、デジタルマーケティングやインフルエンサーマーケティングに強みを持ち、5期目にして年間売上高が約130億円に達した勢いのある企業です。

顧客の利益に直結させるマーケティングである「Profitable Marketing」を実践。
SNSを活用した認知拡大や、商品とターゲットを的確につなぐ施策により、高い成果を上げています。

従業員が「働きがい」を感じながら仕事ができる職場であることも、ナハトの成長を支えていると考えられます。

2025年版「働きがいのある会社ランキング中規模部門ベスト100」で11位にランクイン(広告系の企業の中では1位)し、世界レベルでも働きがいのある会社と認められました。

やる気に満ち溢れた従業員とともに、今後も新たなマーケットを開拓し、さらなる成長が見込まれます。

株式会社エイチーム

株式会社エイチームは、名古屋市に本社を置き、813名の社員を擁しながら、エンターテイメント事業、メディア・ソリューション事業、D2C事業など幅広い領域で活躍する企業です。

エンタメ領域では人気タイトルを生み出し、他の事業へも巧みに連動させています。
ゲームや生活情報サイトを手がけることで幅広いユーザーに価値を提供し、収益基盤を着実に強化しています。

新規事業に対しても積極的で、全社員を対象に新規事業案コンテストを定期的に開催。
アイディアをただ出してもらうだけでなく、アイディアを出すための土壌であるノウハウや知識の提供もしています。

年齢関係なく新規事業に関われる株式会社エイチームは、名古屋発の企業として地域経済を牽引しながら、国内外での存在感を高めていくことでしょう。

株式会社じげん

成長を続ける株式会社じげんは、東京都港区に本社を構え、900名以上の従業員が在籍しています。

中核事業であるライフメディアプラットフォームでは、転職や結婚、引越しといった人生の節目から、リフォーム、旅行、自動車購入といった日常の消費領域までメディアを展開。

幅広い情報をワンストップで提供することで、利用者の利便性を高め、企業とのマッチング精度を向上させています。

特に、異なるカテゴリーのデータを連携させる仕組みにより、ユーザーの意思決定をサポートする点は大きな強みです。

株式会社じげんの業績を支える従業員に対して、働きがいを高める制度が豊富にあり、挑戦と成長を促しています。

今後も市場の変化に柔軟に対応しながら、サービスを拡充し、業界をリードし続けることが期待されます。

サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社は、WEB業界で急成長している企業のひとつです。
グループウェアの開発・提供を手がけ、企業の生産性向上に貢献しています。

「kintone」や「Garoon」といったサービスは、多くの企業に導入され、業務効率化に役立っています。

サイボウズが成長を続ける理由は、クラウドサービスの需要拡大と、柔軟な働き方を支援する製品戦略があります。

たとえば、コロナ禍以降、リモートワークが一般化し、社内コミュニケーションをスムーズにするツールの重要性が高まりました。

売上高は年々伸びており、2023年度の連結売上高は約200億円を突破。
従業員数も増加傾向にあり、現在は700人以上が在籍しています。

今後もDX推進の流れを受け、さらなる成長が見込まれます。
サイボウズは、クラウド市場の拡大とともに、今後ますます業界をリードしていくはずです。

株式会社メルカリ

メルカリはフリマアプリ・メルカリの成功によって、リリース2年を待たずにユーザー数900万人を超えた、国内有数のWEB系オークションサイトです。

メルペイなど、アプリ上での決済機能・融資業を取り入れることで、2025年度もなお伸びている会社です。

フリマアプリは、会員であればだれでも自由に出品ができることから、2025年現在では月間利用者数は2,200万人以上の巨大フリーマーケットに成長しています。

50代以上の利用者数も増加傾向であり、全世代に愛用されるサービスになりました。

2013年は日本のみでしたが、2022年には110ヶ国もの方に利用されています。
今後さらに世界規模で需要が拡大する可能性は大きいでしょう。

伸びているWEB業界に転職しよう

今後も伸びている企業ランキングと共に、伸びる業界を紹介しました。
伸びている企業や業界に転職し、望むキャリアを実現させましょう。

今後も伸びる業界のなかで、特におすすめはWEB業界です。

市場規模の拡大とAIとの共存、最新トレンドの取り込み、人材需要の高さなどが業界全体の成長を支えており、今後も継続して成長を考えられます。

また、伸びている企業では従業員も働きがいをもって仕事ができるもの。
WEB業界では、自らの成長も促せるはずです。

WEB業界が気になった方は、以下もぜひ参考にしてください。


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